1Jun
30代後半、管理職に昇進した私は、プレイングマネージャーとしていろんな壁にぶつかり、苦悩する日々が続いていました。
当時の私は、自己中心的で、人の話を聞かない、相手の話を途中で遮る、部長から「瞬間湯沸かし器」と言われるほど、辛抱できずすぐに感情的になる性格でした。
そんな上司なだけに、部下は思うように動いてくれません。
その頃の私の課題は、部下の話をじっくりと聴くこと、自分の物差しで考えを押しつけないこと、部下が納得して快く動いてくれること、そのためのコミュニケーションを取ることでした。
思い悩んだ末に、思い切ってビジネススクール通い、そこで今の私のビジネスの軸である「コーチング」に出会いました。
コーチングを学び始めて3ヶ月ほど経過すると、周囲に少しずつ変化が起こり始めます。今まで同じことを何度伝えても理解してくれない部下から、面談後、「今日、初めて水野さんの話が理解できました」と言われ、他の部下からも「最近怒らなくなりましたね」、「表情が穏やかになりましたね」など言われるようになりました。
そして、自宅で妻や娘から「最近優しくなった」「怒らなくなった」「話を聞いてくれるようになった」など言われ始めたのです。
それ以降、部下とのコミュニケーションも徐々に改善し、関係も好転していきました。そして、部下がイキイキと仕事をしながら変化・成長する姿を見ること、部下と一緒に考え、実践し、結果をつくることにやりがいを感じるようになりました。
人は自分のことを理解してくれたことがわかった時、自分の存在を受け入れられた時に初めて変化を受け入れようとします。
先ず自分が認めてもらえれば、変えなきゃなと変化を起こします。変化を先に起こせっていうと抵抗が生まれてしまいます。
マネジメントの中にコーチングのエキスを加え、良好なコミュニケーションを築くことで部下のパフォーマンスを最大化するビジネス・コーチング。
私の管理職時代と同じような悩みを持たれたリーダーや管理職の方に、私の体験談も交えたビジネスコーチングをお伝えすることで、部下との関係性がより強固になり、チームのパフォーマンスを高め、イキイキと自信を持ったリーダー・管理職が一人でも増えていくことを願い、常に全力で取り組んでいます。
※5月12日(金)に阪急グランドビル26階で開催したビジネスコーチングセミナーの模様。
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